【端渓老坑橋脚式硯板】縁に高さのある日本式硯箱に入れて使うことも目的に兼ねた製硯のご依頼であった。箱に格納したままでも使いやすいよう、横手に手が入る脚を作り高さを持たせた。橋脚式にすることで小さい手の主でも手中での取り回しに難がなく、落としにくい造形となる。良材老坑を小硯で成立させるために潔く墨池のない硯板とし、磨墨の心地よさを楽しめる姿に導いた。
説明文を非表示
< 前の硯へ
次の硯へ >
次の硯へ

撮影:齋藤芳弘